労働者名簿の概要と記載事項

労働者名簿の概要

労働者名簿とは、労働基準法で作成が義務付けられている帳簿の一つで、氏名・生年月日・住所などの従業員情報を記載します（労働基準法第107条）。この労働者名簿は5年間（当面の間3年間）の保存期間が定められており、事業主はその間労働者名簿を保管しなければいけません（労働基準法第109条）。

労働者名簿の記載事項は労働基準法で定められており、労働者名簿を作成する際は、それらの事項を記載しなければいけません。

労働者名簿の記載事項は以下のとおりです。

記載事項以外についても、労働基準法に労働者名簿の作成・保存に関する定めがあるため、それらを遵守し労働者名簿の作成・保存をする必要があります。

労働者名簿の作成・保存に関する事項は以下のとおりです。

関連帳簿

賃金の計算の基礎となる帳簿で、労働者の賃金計算期間、労働日数、労働時間、賃金、控除額などを記録します。詳細についてはこちらをご覧ください。⇒　賃金台帳の概要と記載事項

従業員の勤怠状況を客観的に記録した帳簿で、出勤日、始業・終業時刻、休憩時間、労働時間などが含まれます。詳細についてはこちらをご覧ください。⇒　出勤簿の概要と記載事項

年次有給休暇の付与日、取得日、取得状況などを管理する帳簿です。詳細についてはこちらをご覧ください。⇒　年次有給休暇管理簿の概要と記載事項

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